2020年04月30日
2014年6月25日にフェイスブックで電気についてこんなことを書いていました。
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産業で使う電気と個人や地域で使う電気は分けたほうが良いと私は考えています。
小水力発電や、縦型小規模風力発電で地域や個人の電気を賄い、産業用電気は集中的に安定したものを作る。
確かに風力にしろ水力にしろ大型化する方が高品質で安定した電気を供給することができますが、送電ロスや災害対策、安全確保に多くの経費を要します。
地域産業にとっての生命線であるエネルギー供給を担いますから利権も生じます。
個人や地域で使う電気を自産自消、地産池消するシステムを確立すると新しい産業も生まれますし、何より地域ジレンマが生まれません。
自分達の使うエネルギ-は自分たちで作るのですから合意も得やすいことになります。
その上で巨大発電システムの導入を議論すれば、何を主体に考えるかの判断がし易くなります。
高品質の電気を必要とする個人はそういう人たちの集団を作れば解決する問題です。
日本では昔から産業別に地域社会を作ってきた歴史があります。
今、狭い地域に色んな権利が混在する中、もう一度先人の知恵を見直してみても良いのではないでしょうか。
日本の経済を考えたとき、エネルギーは絶対に必要なものでそのことを否定する人はいないと思います。
今の日本ではそれは電気です。
電気が無いと今の日本の経済は成り立ちません。
そしてその電気を作るための資源が、今のところ石炭や石油、ガスに依存しているのです。
それらは日本に存在するものではなく、海外から輸入しなければならないものです。
再生可能エネルギーが日本のエネルギー資源に占める割合はごく少量です。
今我々が享受している文化的と言われる生活は電気があってこそです。
原発はだめ、火力も駄目、ダムも駄目、自前の資源開発は無理となれば、今の日本の人口を養ってさらに今の生活を維持していくだけのエネルギーを我々はどこから手に入れよというのでしょう。
はっきりした提案なしに批判だけするのは生産的でないと私は考えます。
どのような生活の選択が我々にとって一番有効なのか。
総論賛成各論反対にならない有効な提案はないものでしょうか。
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これは今でもまだ解決できていない問題です。
エネルギーについての基本的な問題ですが、何とかならないものでしょうか。