ウィッツのつぶやき Vol.1277

2020年05月03日

地滑り原因のコメントです。

「間伐が実施されないと植林は細くひ弱な林木となります。

荒天時山には特殊な強風が発生し、倒木を見て頂くと一目瞭然ですが、倒れた方向は一定ではなくあっちこっちと乱れています。

更に途中からなぎ倒されている木は割れの状態が縦に剪断されたように折れています。

急な法面では風が舞い玉風になった時木が揺すられて法面に大きな力を伝えてしまいます。

元々植林には直根がありませんから間伐が行き届かない弱った植林では根は浅く抱える土の量がしれていますので風に引き連られて木そのものが滑り落ちてしまう結果となります。

ですから法面崩壊はいつどこで起きるかという事になります。

法面崩壊の原因として強風が伴わない場合は地下水が、強風が伴う場合は木の傷み具合から判断して地下水か風かという事になります。

地下水の浸透速度も間伐が行き届いていない山では早くなる傾向があると考えます。

間伐が行き届いている山とそうでない山の法面崩壊の状況を見ればその効果が判断できると思います。

なお、鹿による食害の問題ですが、植林の場合範囲が広いので単価の問題も出て来ますが、例えば高級食材を栽培している畑であれば、獣害提言についてアドバイスできることはあります。

ただ獣害は千差万別で個々の現場に特有の条件がありますので、現場を見ないとはっきりした提言はできませんし、原因を掴んで対策をしても、例えば害獣の体調や身体的欠陥により効果が無い場合もあります。

いずれにしても今山の状態が悪いのは政策によるところが大きいと言えます。

まず第一に輸入材を少なくするか関税をかければ良いのですが、今の内地材には単価で勝負できる条件が整えられていません。

第二に産業構造への不介入です。

貿易に力を入れ製造業を優先するのならそれと同等の政策優遇を林業にも行うべきです。

今は農林業への施策は鉱工業に対する施策には遠く及びません。

これでは地方の衰退は進むばかりです。

難しい事ですが国土を守ろうと思ったら、鉱工業に対する姿勢は考え直すべき時に来ていると言えるのではないでしょうか。」


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