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ウィッツのつぶやき Vol.130

2019年11月09日

博物館で見た木彫の中で特に気に入ったのが8世紀(唐時代)に造られた「木造十一面観音菩薩立像です。 これは見ながら唸ってしまいました。 イチイの木を使っているようでしたがあそこ迄精緻な作業は余程の根性を入れても無理です。 実際あそこ迄のは今迄初めて見ました。 あれなら一億出しても欲しいと思いましたが、それほどにみる者を吸い付ける作業の細やかさが随所に出ていました。 いつまで見ていても飽きない作業の結果は、実はつい最近も見ていたのです。 なんてことはない3Dプリンターで仕上げたヘアブラシなのですが、あれをプリンターのみで仕上げたというのです。 何を考えているのかと思いましたね。 あれは誰が見てもただのブラシですが、作り方を聞くと凄い芸術品です。 写真を撮らせてほしかったのですが、無理だと言われましたが、どこで見たのか名刺を繰ってみましたが残念ながら記録に残していませんでした。 あれだけのラインが組める人ならうちで欲しいですね、という感じの仕上がり具合でしたが、あんな作業をしていたら人間恐らく潰れてしまいます。 26歳の女性の仕事だと聞きましたが、正直唸ってしまいました。 いつの時代も、どんなところにも凄い人はいるものです。 東京の引揚者の残したものを展示してある博物館がありましたが、あそこでも凄い作品を見てしまいました。 戦いの合間に作ったにしてはとんでもない代物です。 もちろん実用に即したものもありましたが、心を癒すために作ったのだろうと推測できるものもありました。 あれを見たときは涙が止まりませんでした。 戦争さえ無かったら凄い作品を残したであろう人だったのだと思われます。 いつでもどこでも皆自己表現に戦いを繰り返しています。 ただ、最近は生活する為だけに生きている人も少なくないようです。 もっと心から楽しめる人生を送っていただきたいですね。