2020年05月07日
https://webronza.asahi.com/science/articles/2020050500002.html?page=3
「ワイドショーのコロナ報道に再度、反省を促す 新型コロナウイルスの画像を無神経に使いまわすな 須藤靖 東京大学教授(宇宙物理学)」
「専門家『集団』が時間をかけて完成させた科学的知見は信頼できるものの、その途上での専門家の個人的解釈はおうおうにして間違っていることが多い。」
「その専門家にすべて丸投げするのでなく、提供する情報の信頼性は、自分たちが責任をもって独立に取材し確認しておくべきだ。後で検証し、場合によっては明確に訂正することこそ放送人が守るべき倫理である。」
「テレビ局内で感染が広がり、マスコミ本来の機能を果たせない事態に陥ることは絶対に避けねばならない。その責任を自覚しているならば、不要な出演者はいうまでもなく、局関係者もできるかぎり在宅勤務とし、局内に出入りする人数を厳しく制限するべきだろう」
「感染防止のために最期の別れすらできなかったご家族に対して、取材陣が押しよせマイクを突きつけて中継する姿は、正常な感覚が麻痺しているように思える。」
宇宙物理学専門の東大の先生のご意見ですから謹んで拝読するのですが、余程腹に据えかねたのでしょうね。
ただまあ、宇宙物理学を専攻された方でも暇になればテレビをご覧になるという事が判って一寸ホッとしましたね。