2020年05月11日
防災に関する心得です。
「 被災後の生活の中,私の心の中にあふれてきたのは後悔の嵐。もっと日持ちする食料品を買っておけばよかった。ガソリンをもっと早く入れておけばよかった。お風呂の水をためておけばよかった。ケータイ・スマホのバッテリーを買っておけばよかった。ランタンやライト,キャンドル…灯りをもっと多く用意するべきだった。ラジオやワンセグテレビを用意しておけばよかった。」
「 就寝中、運転中、家族と離れている時…災害はいつ、どんな状況の時に発生するかわかりません。日頃の小さな心がけが命を救い、避難生活の支えとなります。
1.家の中はできるだけシンプルに
通路にものを置くと避難の妨げに。不要なものは捨て、クローゼットの空いた部分に収納を。背の高い家具は倒れても問題ない場所へ設置し固定。寝室には落下しそうなものは置かないようにしましょう。
2.携帯・スマホのバッテリーを確保
電池式のバッテリーを1スマホに1つ、車にはシガーソケット充電器の準備を。災害時、電話がつながらない中、SNSやネットで安否確認ができたり、さまざまな情報を入手することが可能になります。
3.収納の重心は下へ
タンスや棚の下段に水のペットボトルや重い本を置き、転倒のリスクを軽減。
4.ガソリンが半分になったら給油
遠方への買い物や物資の補充など車は避難生活の大きな支えになること間違いなし。
5.外出する時は家族に行き先を伝えて
家族が今どこにいるのかを知っているだけで、災害時の不安が大きく解消されます。
6.日用品を一つ多く買っておく
普段の買い物で常にストックを買う習慣を。物資が滞っても自宅避難の支えに。
7.たまにはバーベキューで火起こししてみよう
電気が止まった際、火力は大事な熱源に。アウトドアを楽しみながら防災力アップ。
8.大切な書類やアルバムは2階or高いところへ
水害などの被害を免れる確率が高いため、重要書類の保管に適しています。」
「インターネット:特に避難所開設情報など自治体から発信される情報の入手にネットは便利。いざという時のために、必要なホームページをお気に入り登録しておくのもオススメ。
テレビ:最新の気象情報や避難情報、交通機関の状況などの情報入手に便利。ただし、停電時には使えないので注意が必要。
ラジオ:停電時でも使える電池式の携帯ラジオは防災アイテムの必需品!東日本大震災でも、地域に密着した情報を発信し続けたラジオの価値が、改めて見直されています。FMとAM両方が聞けるものがオススメ。予備の電池も忘れずに。」
「これだけはそろえたい基本の備蓄リスト
」防災リュック
水,ウェットティッシュ,携帯食,スマホ・携帯バッテリー,ラジオ・電池,軍手・マスク,ビニール袋,救急セット,ライト・ランタン,保険証の控え,数日分の着替え,保温アルミシート
家のストック
水(飲用・生活用),トイレットペーパー,ゴミ袋,保存のきく食品,レトルト・乾物,ラップ・アルミホイル,キッチンバサミ,バケツ・タライ,カセットコンロ
赤ちゃん・子どもがいたらプラスして
紙おむつ,おしりふき,ミルク・ほにゅうびん・ベビーフード,アレルギーがある子どもへの対応食品,おやつ,おもちゃ(音が鳴らないものがベスト),抱っこひも・おんぶひも」
「食品を食べる順番
1.生もの
冷蔵庫の中にある肉、魚を一番に。夏場は停電した時点で冷凍庫へ移動を。
2.痛みの早い野菜
レタス、水菜など葉物野菜、もやしなどすぐに傷んでしまう野菜を二番めに。
3.溶け始めた冷凍食品
停電したら夏場は冷凍庫ですら一日も持ちません。溶けはじめたものから使いましょう。
4.レトルト・乾物・缶詰
レトルトカレーや海苔、ツナ缶など加熱や水がなくても食べられるものを。
5.非常食
缶に入ったふわふわのパンや発熱剤で温められる非常食、非常用のご飯(アルファ米)は最後に。本当に何もなくなった時に手を付けましょう。
水を使う順番
水道は復旧までに時間を要するため、生活に必要な水が不足します。使う順番を考えることで、最後の一滴まで無駄なく賢く利用できます。
まずは,洗濯・食器洗い・手洗い・沐浴。その後,トイレに使う。
普段使いできる,安くて便利なアイテムも活用しよう
常に新しいものが登場する100円ショップやホームセンターには、揃えておくと便利なアイテムがたくさん。少しずつ日々の生活に取り入れてみましょう。
すべり止めシート:電子レンジなどの家電、化粧品などの小物を入れたボックスなど、吹き飛ぶ可能性があるものはシートで固定を。
エアー枕:電車や飛行機の移動に便利なエアー枕は、車中泊をしなければならないときに疲れを和らげてくれます。
ソーラー式ライト:ベランダや庭においておくだけで夜や停電時に自動で点灯。電池が要らないのでとても便利で、防犯対策としても効果的。
給水タンク:釣りやキャンプなどに使えるタンクは災害時の飲み水の調達に。使わない時はコンパクトに折りたためるものも。
LEDのろうそくやおもちゃ:火を使わないろうそくや耳かき、子どものおもちゃなどLEDライトを備えたアイテムはたくさん。小さくても停電時の支えに。
スライサー:千切り・スライス・おろしなどに使える便利な調理器具。包丁とまな板を使わないため、貴重な水を節約することができます。」