2020年05月11日
「被災後の生活の中,私の心の中にあふれてきたのは後悔の嵐。もっと日持ちする食料品を買っておけばよかった。ガソリンをもっと早く入れておけばよかった。お風呂の水をためておけばよかった。ケータイ・スマホのバッテリーを買っておけばよかった。ランタンやライト,キャンドル…灯りをもっと多く用意するべきだった。ラジオやワンセグテレビを用意しておけばよかった。」
東日本大震災を経験された宮城県在住の方のご意見です。
食料品一つとっても「もっと日持ちする食料品を買っておけばよかった」という事です。
被災直後に食事という方も先ず居ないでしょうが、家が倒壊したとかマンションが揺れて家具などが滅茶苦茶になったとかいう場合、置いてあった食料品もどの様になっているか全く分かりません。
取りに入るのも躊躇しなければならないかも知れません。
色んなケースがあると思いますが、買い置いたものが役に立つのは建物が無事だった場合ではないでしょうか。
住居に被害が及んだ場合は着の身着のまま取り敢えず避難所へという事になるかも知れません。
そういう場合時間をおいて取りに行くことも考えなければなりません。
となると災害対策用品は住居が壊れた後も取り出しやすい場所に置いておく必要があります。
色々なケースを考えると防災に関しては難しい問題がどんどん出て来ますね。