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ウィッツのつぶやき Vol.143

2019年11月11日

「けいはんなR&Dイノベーションフォーラム2019」は「ポストAI;技術の未来、未来の社会は?」というテーマで一般公開セミナーとなっておりました。 一寸遅れて入ったのですが平日にもかかわらず結構大勢の人が集まっていました。 最初はRDMM支援センター長丸野進氏がコンソーシアム活動状況について(けいはんな公道走行実証実験プラットフォーム他)というテーマで語られました。 自分にとって注目すべきは3つの特区指定地域があるという事で、特にドローン検証実験が可能だという部分に惹かれました。 今宇宙人クラブでも進めている案件について実証実験が出来るなら参加したいですね。 丁度募集要項があったので考えてみたいと思いました。 セミナー講演は二つあり、一つは追手門学院大学大学院教授で心理学研究科の乾敏郎氏による「脳型処理の基本原理と個性を生み出すメカニズム」というお話でした。 こちらは今自分が自分の人工知能建設を進めているという事もあって非常に興味深く聴かせていただきました。 自分的には人工であれ実体であれ知能はすべて積み上げられた経験によって生み出されると考えているので、そういう観点からお話を伺いました。 私の言うところは人間であれば、「オギャー」と生まれた瞬間からの経験が考え方行動の規範、引いては知能そのものに影響すると考えているので仮にストレージにそれを入力するというと膨大な作業になりほぼ不可能だと考えています。 ですから私の結論は人工知能など有り得ないという事なのです。 要は判断基準を求めたいのなら、データを集積して最適値を求めれば良い訳で、人間が手を加えれば簡単にできる事となるのですが、それを機械にさせようとするから、ラーニングが必要になる訳で、それをディープラーニングなどと称して判断基準の最適値を計算させようとしている訳です。 先日人工知能のマシーンに当たる部分、即ちOSに当たる部分の統括管理手法を見て来ましたが、CPUの集積の更にまた集積でストレージがどんどん肥大化して人間ではとても管理が出来なくなるところまで集積し続けている化け物をどうやって管理するかの問題に行きついているように見えました。 データを入れていくだけなら唯の知識の羅列に過ぎなくなる訳ですが、それを如何に有機的に結びつけるかがミソになってくる訳です。 それをあの膨大なデータの中から探してくっつけて組み上げる訳ですから、生半可なプログラムでは成立しないことになります。 ハード的にもかなりの熱を持ちますからその処理も大変なことになります。 多すぎるデータの組み上げ処理は確かに何らかの特殊な考え方が必要になってくるのだと思います。 それが今は全てを網羅しようとしているから大変な訳で、カオスやファジーを使えばより人間的に判断できるようになると私は考えています。 問題は閾値にある訳ですが、とんでもない思い付きやひらめきを表現しようとすると閾値を定めるとできないという事になります。 問題はこのひらめきの拾い方をどうするかという問題に突き当たると思います。 そういう観点から「脳的処理の基本原理」を聴かせていただいた訳です。 中に「脳が予測誤差を見積もる」という表現がありました。 簡単に言えば「ある人間の経験が物事を判断する過程」とでも理解すれば良いのではないかと思うのですが、これは機械にさせる事は無理だと感じます。 動いて五感を働かせているから経験を作り上げているのであって、移動できない、とてつもなく大きな機械にどこまで五感を教え込むことができるかを考えたら、とんでもない作業が必要になっていくる筈ですから、機械に予測誤差を見積もらせることは非常に難しいという事になります。 ただ過敏や鈍感という事については非常に面白い解釈を教えていただきました。 これは目から鱗でした。 いつも使って居るのにこんなことに気付けないのですよね。 これって実は電子銃にも使えるのですが、それで特許を持っている人はこの機械を封印してしまいました。 似たようなことをしている人に九州大学の渡辺教授がいます。 https://youtu.be/nPg4q9iKsRc ここにその入り口が出されていますが、これもエネルギー源は電気になります。 これを実用化しようとすると恐らく原発がいくつも欲しいですね。 話はちょっとそれましたが、結局「精度制御」が有効に働けば、これらも全て実用化できるという事に繋がります。 非常に面白い講義でした。 次に「2050年、未来のAIの姿 社会課題の解決に向けた政策提言を通じて」と題して日立京大ラボ主任研究員 福田幸二氏のの発表がありました。 日本社会の持続可能性についての提言をAIにさせようという内容ではなかったかと思っているのですが、これははっきり言って難しいというより、中庸が良いのなら誰にでも舵は取れるという観点から冒険が出来ないのなら人生は面白くないという話になると感じました。 自分的には一寸受け入れが難しいお話でした。 という訳で、自分的に良い結論を得て帰ってまいりました。