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ウィッツのつぶやき Vol.188

2019年11月21日

関西大学梅田キャンパスでオープンカレッジの「ナイトミュージアム考古学入門講座」を受けて来ました。 今回は堺市博物館の学芸員の方の講義でしたが非常に面白く拝聴しました。 特に法面の敷石については自分の専門でもあるだけに写真を食い入るように眺めさせていただきました。 何故そういう事になったかというと写真で見るだけでも石の違いが分かったからです。 産地が違うのは一目で判りましたが、特に長径が500mmを超えるような大きな石は川の中流域で採取されたであろうと想像できる角の丸い石でした。 一体どうやって運んできたのでしょうね。 それに反して一辺100~200mmと思われる角ばった石はいくつかの種類があるように思えました。 実際後の説明で色んなところの石があるとの説明を受けましたが、その中に溶結凝灰岩が点在していたのです。 溶結凝灰岩と言えば火山灰が積もったうえに火砕流が乗って出来る応力の掛かった面倒な岩です。 2018年4月11日大分県中津市で溶結凝灰岩が崩れ、3人が死亡した法面崩壊がありました。 https://www.facebook.com/hiroshi.mineyama/posts/1595214517261605 これは明らかに応力開放が原因の法面崩壊です。 載っていた火砕流が侵食作用で流れ落ち、溶結凝灰岩に掛かっていた荷が軽くなって強化ガラスが割れるのと同じ原理で割れてしまったという事です。 木の根付近の曲がり具合を見れば、上に弾きあげられたことは一目瞭然です。 この古墳に使われている溶結凝灰岩も恐らくこういう過程を経て集められたものと推定されます。 まだまだ面白い石もありました。 考古学も結構ワクワクする学問ですね。 今回の説明で非常に興味を持ちました。