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ウィッツのつぶやき Vol.20

もともと私は土木の構造物の構造設計を得意としていました。 市役所に入って技術屋として設計業務に携わる間、事業や災害の申請業務に合わせて特にポケットコンピューターのプログラムに興味を持ちマイコン仲間が寄り集まってゲームや仕事のプログラムなどを組む勉強会を続けていました。 当時は設計書は割と厚い経費早見表がありそれを引きながら設計書を作っていたのですが、この経費表には結構複雑な基本式がありそれを当て嵌めさえすれば工種別に直接工事費から設計工事費が出てくる仕組みになっていたのです。 途中で二次製品費の半分を控除して求める項も有ったりして、民間では簡単に出せないよう複雑に組まれていました。 実際設計をするのにこの経費の項がいくつもあり、経費表を引きながら作業をするので設計書を作る上で時間的に大きなネックとなっていました。 この時間的ロスを何とかしようと、その式をポケットコンピューターに入れて経費の表を見なくても済む様にしたのです。 ポケコンですから能力に限界があり、工種別に音楽用のカセットテープに入れて入れ替えながら設計をしていました。 この入れ替えに結構時間がかかっていたのですが、程無くマイコンを手に入れ富士通のマイクロセブンを購入して経費表を組み込みました。 こちらは当時としては結構能力があったので一本のプログラムで工種の全てを組み込めました。 おまけに水理計算や床版の鉄筋量の計算、流量計算や測量の計算等思いつく計算は全てプログラムを作っていったのです。 これで仕事は凄くやり易くなりました。 余裕が出て来たら、工法を通じて覚えた色んなプロセスや展示会に行ってみてきたものを他のものに当てはめることを始めました。 この辺りから、地滑り防止の手段として植林の間伐を進める方法を考えたり、地滑り予知の方法を考えたり、水路の構造を洪水防止が出来るようにしてみたり、街中の排水路の会所に消臭効果を期待して備長炭を入れてみたりと色んな実験もしてみたりしましたが、特殊な事をすると予算が取れないので結構ストレスを感じていました。 それやこれやで色々あったのですが、それでも30年近く役所の仕事をしたのだからこれはこれで凄い事だと自分でも感心しています。 結局不自由を嫌い自由を求めて子供に手がかからなくなった頃市役所を退職をしたのですが、なかなか自由に物事を進めるという訳にはいきませんでした。 退職して、色んな仕事に手を染めたのですが、騙されたり、制度に翻弄されたり、ブラック企業につかまったりと、かなり苦労をしてきました。 金をためるために中古のガス釜を買い、安いコメを買てきてフリカケだけで食事を済ませたり、風呂を抜いたり、自転車であちこち走り回って情報を集めたり、色んな事をやりました。 金をためたからと言ってどうなるものではありませんが、そうしないと現状から抜け出せないという一種恐怖心もありました。 実際請負で名古屋や瀬戸に居た当時の仲間で連絡が取れるものは既に一人もいません。 二人は自殺してしまいました。 そんな請負派遣を抜け出し、ブラックとは言いつつも正社員で、しかも管理職としてきちんと給料をくれるコンサルは実は非常に有難い存在ではありました。 和歌山県の東牟婁の林道の設計を一から仕上げたのですが、これを担当したお陰でCADもプロッターも真面に覚えて利用することができるようになりました。 これは結構大きな収穫でした。 なんだかんだ言いながらその後貨物自動車の運行管理者の資格を取って管理業務についてみたり、宅建を取って重説の仕事をしてみたり、設計や調査、技術派遣の仕事をしてみたり、15年なんてあっという間でした。 お蔭様で途中でクタバルこともなく今ここでこうしてつぶやいている自分が居るのですが、考えてみたらかなり危ない橋を渡り続けてきたものですね。