ウィッツのつぶやき Vol.271

2019年12月06日

プチ忘年会では喉が渇いていたことも有り、ビールを立て続けに3杯飲んでしまいました。 酔った勢いという事ではなかったのですが、今回もまた1級建築士の方と意見交換で火花を散らすことになりました。 規約改正の提案をしたメンバーさんも同じ席に居て工事完工迄の手続きについての話なども出て1級建築士さんがアドバイスをされていたのですが、設計書の内容説明についてはほぼ正しかったものの、工事手続きに関する手順についてはそのアドバイスには一寸無理があったのです。 実は今の制度としての建築確認申請について、私は手続き上不都合があると感じていて、それは姉歯事件以前からずっと指摘していたことで、阪神淡路大震災をきっかけに作られた建築確認に関する一連の手続き制度に対するものなのです。 これを知るに至った出来事は私にとって横浜事件が最初のものでした。 備長炭やミニログハウスのキットの販売をするのに会社を設立して横浜を拠点に販売を敢行しようとしていた時に起きた出来事でした。 簡単に言うとワンルームマンションを買おうとして横浜のマンション販売会社に手続きに行った時、偶々建築確認の書類を見せて貰ってその一部に不備を見つけ、建築事務所に行って手続き過程を見せて貰って手続きそのものの不備に気付いたのでした。 手続きそのものの不備というのは民間の検査会社の仕事内容に関するもので、とんでもない話だったのです。 私が買おうとしていたマンションは周囲の高層建築物が全て杭基礎であるにもかかわらずベタ基礎でした。 建築事務所で見せて貰った柱状図は礫層迄の深さが5m未満でした。 これが事実なら工法上問題は無いのですが、この建築物については変更確認申請がなされていたのです。 そしてその変更点の一番大きなところは杭基礎がベタ基礎になっていたところだったのです。 他にもいくつか変更点がありましたが、当初申請書の柱状図と変更後柱状図に変更箇所は無くおまけにベタ基礎にする変更理由が書かれていなかったのです。 書類そのものが出鱈目だった訳です。 当時私は民間検査機関が建築確認申請を出来ること自体を知りませんでした。 それで何故こういう出鱈目な書類が通ったのか建築主事を問い詰めたのです。 建築主事は真っ青になりましたが、やがてこの番号はうちで出したものではないと言い始め、それで私は初めて民間の検査機関が確認申請を出せることを知った訳なのです。 事務量が多くなって民間の手を借りなければ事務手続きが出来なくなり法に触れる事態が発生します。 だから民間の検査機関が建築確認の事務代行をするのは仕方のないことだと思いますが問題はその内容だったのです。 建築確認申請書類の作成、提出、審査、申請認可、変更確認申請書類作成、審査、申請認可、完工検査まで一連の作業を一社でできるシステムだったのです。 こんなバカな話はありません。 直ぐに建築事務所を通じて国交省の担当部署に電話を入れ事の次第を確認し疑問を提示、改善を求めました。 しかし国交省の担当職員は法に照らして適正に執行されているから問題は無いと突っぱねたのです。 その後姉歯事件があり建築確認に関する法改正があって、国学院大学で建築確認法改正に関するセミナーがあり、それを受講して講演した教授にその疑問をぶつけたのですが、教授はそういうシステムであることを知らず、その後に確認してもらった結果、改正後も同じシステムであることが判明したのです。 不思議な話です。 何故こういう事がまかり通るのでしょうか。 普通ならマッチポンプになる可能性のあるようなシステムなど作りません。 裏には何かがある筈です。 9.9m2のミニログハウスに建築確認を出せと言われた時から建築確認には大きな疑問を抱いてきました。 制度なんてそんなものなのです。 ここだけとってみれば中国以下ですね。 幾ら内容を厳しくしても制度設計がこれではザル法と言われても仕方ありません。 このシステムはいまだに変わって居ませんから調べれば直ぐに判る事です。 似たような制度は薬事行政でも行われています。 損をさせられ痛めつけられるのはいつも弱い国民なのです。 日本国民はそのことに早く気付くべきではないでしょうか。



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