ウィッツのつぶやき Vol.54

2019年10月11日 今日は八尾市で「八尾イノベーション促進プログラム発展編」の第一回個別面談がありました。 そこでのやり取りを思い出しながらホームページに如何にして我が社の主張を盛り込むかという所で、研修所の部屋の写真を入れようと考えて提携している田辺のシータイガーの会議室の写真を盛り込んでみようと思い、写真を選別していてふと思い出しました。 世の中の人はたとえそれを専門にしている人であっても必ずしも本当に良いものを知っているわけではないという事です。 実はこの夏どこかの会合で知り合った食堂を経営しているおばさんに、梅を漬けたいので「一番いい梅」を売って欲しいと頼まれました。 大阪の人だし、食堂をやっているし、梅を今まで何度も漬けているというし、当然「一番良い梅」がどのようなものかを知っていると思い、「一番良い梅」を苦労して集めて送ったところ、「あんな腐りかけた梅」送り返させてもらいます、と電話が入りました。 おいおいおばちゃん、「一番良い梅」を送ってほしかったのと違うのかいと思って、取りに行くから置いておいて欲しいと言ったのですが、梅は既に送り返された後でした。 ギリギリ「一番良い梅」を必死で集めて送ったのに、彼らは本当に一番良いものがどのようなものか全く知らなかった訳です。 送り返されたものは直ぐに私が金を支払って現場で漬けて貰いました。 知らないのなら「本当に一番良い梅」なんか言うなよ、と思ったのですが、「一番良い梅」を知らない人にとっては「腐りかけた梅」にしか見えなかったのでしょうね。 客商売の専門家だと思っても矢張り梅干しにかけてはど素人でしかない食堂のおばちゃんに過ぎなかった訳です。 痛い目に遭ったのは実はこれだけではなく、もうずいぶん前のことになりますが、備長炭の原木のウバメガシ林を買い取る話のときもそうでした。 あれには本当に痛い目に遭わされましたが、私がやろうとしていた木出しの事業を地元が自分達でやりたいというから全てを教えて譲った訳でしたが最終的に地元は事業をするだけの能力と根性がなかったのです。 この話をしたので梅の話を思い出したのでした。 ウバメガシは昔は択伐と言って一番良い炭が出来る木だけを切ってあとは残しておく伐採方法で再生可能な山の経営を行っていましたが、今は皆伐方式と言って集材に野猿を引くことができて効率的に原木を里に送ることができる方法に代わってしまいました。 この伐採方法のおかげで和歌山県周辺の原木山は荒れ放題に荒れる結果となりました。 萌芽成長の遅いウバメガシは伐採されると萌芽成長する前に他の成長の早い木に押さえつけられ株ごと枯れてしまう事が多々あります。 こうして今迄営々として育てられてきた原木山は普通の雑木林に代わってしまっているのです。 昔から原木山は育てるものでしたが、今は収奪して放置するものになってしまいました。 ですから今や備長炭も原料不足で産業として成り立たなくなるのを座して待つ状態となっている訳です。 ウナギも少なくなっているからかば焼きが食べられなくなって備長炭がなくなっても別に良いのかも知れませんが、山はそういう訳にはいきません。 再生する過程で普通の雑木林になってくれるのなら良いのですが、雑木林に成長する前に法面崩壊を起こしてしまう可能性が大きくなるのです。 山はもともと崩れるものですから崩れたからどうというわけではないのですが、荒れた山が崩れる時には崩れ方が普通ではなくなるのです。 極端に大きな崩壊を招き、災害に発展する可能性が大きくなるのです。 それでなくても人口が増えすぎて山の斜面に宅地が増えている現状です。 崩れたら一溜りもありません。 最近こういう山体崩壊に近い山崩れ現象が非常に多くなっています。 専門家であるべき開発を指導する公共団体も審査できる人がほとんどいない様な状態で審査の内容も非常にいい加減なものも見られます。 こういう人達が日本の国土を滅茶苦茶にしているのです。 幾ら言っても乞食の茶粥(湯だけ=言うだけ)と昔からよく言われました。 何も知らない連中がいかにも専門家ぶって偉そうな事をのたまう社会が今の世の中なのです。 まぁ、荒れまくってどうしようもなくなってから嘆いたら良いのかも知れません。 泣くのはいつもサービスを提供される側の庶民かも知れませんが。

と書いて、本当に書きたかったのがこんなことではないことに気付きました。 実はあるところで見たウバメガシの純林ですが、当時丁度良い太さの30年生くらいの木だったのです。 今はもう当時から20年を経過して50年生となり炭にしても太すぎるのです。 簡単に言えば炭として単価の安い木になってしまったわけです。 今となってはもう事業として成り立たない可能性が高くなっています。 地元は実は事業を失っただけではなく、大きな危険をも抱えてしまったわけです。 ウバメガシの純林は手入れをせずに放っておくとどんどん成長してある時突然枯れてしまう事態を招くことがあります。 そうなると降雨の具合に拠ったら山体崩壊を招く可能性も出て来ます。 山裾には家が密集しているところがありました。 あれなんか山が崩れたら一溜りもありませんね。 自分では何もできないのに欲を出して他人の仕事を取り上げるから将来は法面崩壊の危険に怯えるのです。 昔仕事をワヤにされて痛い目に遭った事もあったのに忘れていたなぁ。 今日は色んな事を思い出してしまった 一日でした。



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